お茶とヨーロッパ。
1500年ごろポルトガル人がはじめて中国でお茶を味わいました。
これが西洋人で初めてお茶を口にしたといわれています。

そのずっと後の1597年、オランダの商船が初めて東方へ船を向かわせました。
そのころヨーロッパ諸国は東洋に大変興味を持っていました。
ヨーロッパとは文化や習慣が違い遥か遠い異国の文化に興味を示していました。
また東洋から多量の香料や香辛料、産物品をヨーロッパへと運んできたのです。
その中にお茶も含まれていたのでした。
これがヨーロッパへとお茶が運ばれた最初だといわれています。
そして東洋貿易が盛んに行われるようになったのでした。
そんな中、東洋との貿易を行うため、オランダの東インド会社が設立されました。
これが1602年の事でした。
ところでなぜ、東洋貿易が盛んになっているときにわざわざ東インド会社が設立されたのでしょうか。
それはあまりにも東洋貿易会社が多くなったため全体的に東洋品の価格が下がりました。
そのためこれらの会社が共倒れする危険性があったためです。
東洋との貿易はこの東インド会社が独占し、市場に流通する商品の量や価格を操作できるようにしたのでした。
このように中国からのお茶の輸入が盛んになってヨーロッパをはじめお茶ブームが始まるのでした。
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